世界最大の飲食店チェーンである『サブウェイ』はアメリカでヴィーガンのメニューを始めた。サブウェイは日本国内の展開が遅れており現在462店舗のみとなっているが、世界には4万3千35店舗あり、これはマクドナルドの3万店舗を上回る店舗数だ。これにより美味しいヴィーガン料理が大勢の人に紹介され、手に入れやすくなるので「菜食は難しい」という固定観念もなくなっていくだろう。
2012年には、Compassion Over Killingというアメリカの動物愛護団体が『WeLoveSubway.com』というキャンペーンサイトを開始し、ヴィーガンのメニューを作ってほしいとの要望メールを1万6千人分提出した。サブウェイは消費者の要望に答え、2012年の夏にアメリカの首都であるワシントンD.C.で、イタリア風の黒豆サンドイッチ、マリブグリーク、スイートリブの三つの100%植物性のサンドイッチを導入した。大ヒットになったそのサンドイッチはわずか3週間で売り切れた。
これらのメニューはニューヨークタイムズやハフィントンポストのようなニュースサイト、カスタマーレビューでも大変高く評価されている。以下はカスタマーレビューである。
「昨日、昼ご飯にリブサンドイッチを注文してみたんだけど、とてもおいしかった!肉食の人でも満足できると思います。」ジョナサンさん
「このヴィーガンサンドイッチは本当にすばらしいね!アメリカの他の州だけじゃなくて、世界中に広まるといいね!」アレックスさん
その流れに乗り、2014年にサブウェイはワシントンD.C.でヴィーガン向けのファラフェルサンドイッチの販売を開始し、今年、前年に大ヒットとなったヴィーガンメニューをD.C.の300店舗とロサンゼルスの100店舗で再導入する予定だ。
世界最大の飲食店チェーンがヴィーガンメニューを導入すれば、マクドナルドなどのチェーン店もその先例に従うのではないだろうか。近い将来、ヴィーガンはどこのレストランやファーストフード店でも食事できるようになるに違いない。
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