3月5日、米ネバダ州ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで行われた総合格闘技のUFC196では、フェザー級王者のコナー・マクレガーがヴィーガンのネイト・ディアスに大敗した。
マクレガーは試合の前にディアスに何回も「おまえは怪我をしてるガゼルのように遅いぞ。そしてライオンの俺はガゼルのお前を殺してやる‥」と言ったり、脅かしたりしたが、結局ヴィーガンのディアスは裸絞めという技でタップを奪い勝利した。
菜食主義者のボクサーや総合格闘技の選手は近年多くなってきたが、それに従ってベジタリアン・ヴィーガンが弱いという固定観念も大分なくなっている。
マクレガーのコーチのIdo Portalは数年前に「ヴィーガンの食生活は健康によくないと思います。肉食の人ほどエネルギッシュなヴィーガンは会った事がありません。実をいうと、ヴィーガンとのトレーニングは絶対やりません。」と菜食を批判したが、これで反省するのだろう。
18歳の時からヴィーガンの食生活を送って来たディアスの影響で菜食のメリットに気付き、お肉をやめるファンはこれから増えるに違いない。ドイツ最強の力持ちのパトリック・バブーミアンはよく強くなるのに動物を犠牲にする必要はないと語っているが、ディアスの優勝でその証拠がまた増えた。