ベジタリアン・ヴィーガンのお肉、ビヨンドミート マクドナルドのドン・トンプソン

25年もマクドナルドに勤めていた、最高経営責任者のドン・トンプソンは3月1日に退職し、11月に取締役として植物性のお肉を開発しているBeyond Meat(ビヨンドミート)に就職した。

人生の半分をも肉食を広げる為に送って来たトンプソンが、スーパーの棚からお肉がなくなった未来を作り出そうとしているヴィーガンの食品会社に勤めたその理由とは?

ベジタリアンのバーガー

「現在の消費者は美味しさだけではなく、選択肢、そして多様性に富んだ食事を望んでいます。その新しい需要に応じて、植物性のお肉は人気が増えつつあり、牛肉、鶏肉、魚と一緒に並んでいます。」とトンプソンがプレスリリースで説明した。


「…ビヨンドミートは植物タンパク質で、ハンバーガーでも、上質で美味しい食べ物が出来る事を証明しています。」

どれほどお肉そっくりかというと…

ベジタリアンのチキン 菜食

アメリカのホールフーズというスーパーは本物のチキンが入ったチキンサラダ、そしてビヨンドミートのチキンが入ったベジタリアン向きのチキンサラダを両方販売しているが、2年前に15店舗で、ホールフーズが間違えて本物のチキンサラダのラベルをベジタリアンの物につけた。ビヨンドミートのチキンはあまりにも本物そっくりなので、何百人ものお客さんの中、誰一人気付かなかったそうだ。

私もアメリカにいた時ビヨンドミートのチキンを食べてみたが、「え?!これ本当はお肉でしょう?!」とびっくりするほどリアルだった。

ベジタリアンのお肉

ビヨンドミートの会社名には「肉食の向こう」「お肉を超えた」という意味が含まれており、ビヨンドミートはお肉の及ぼす環境問題を解決する為、または動物が食肉のために苦しまない世界を作る為に、植物タンパク質だけで本物よりも美味しく、安く、健康にいい「お肉」を開発する事を目的にしている。もうすでに、お肉より栄養価が高く、安く生産できるバーガーとチキンを開発した。

ヴィーガンのお肉 ビヨンドミート スーパー

現在、ビヨンドミートの商品(ヴィーガンのバーガー、ミートボール、チキンナゲットなど)はアメリカの7500以上のスーパーに販売され、どこでも手に入るが、それに比べマクドナルドは世界中に36,000以上の店舗があり、毎日6900万人以上のお客さんが来る。

ビヨンドミートは2020年までに、グローバル展開し、世界のお肉の消費量を25%低下させる事を目標としているが、何十年もマクドナルドのトップであったトンプソンの経験や知識では、その目標はもうただの夢ではない。

世界人口は年々増えつつあるが、食肉に必要な資源は植物性食品の何十倍もある為、人口過剰と環境破壊の対策として菜食は世界の億万長者と業界のトップに注目されている。

このまま行くと、将来菜食が肉食と入れ替わるに違いない。